下津井のダンゴ釣り part1

下津井沖でフカセ釣りが定着してからいうもな~ダンゴでチヌを釣る人が少のうなってきたけんか、「ぼちぼち、ダンゴでも釣れるん?」言うて聞いてくる人がおられるけど、これ、年中釣れるで。フカセ釣りが浸透しとらなんだ10年~20年ほど昔までゃ~1年中ダンゴで釣っとったんじゃけんな。水温の低い冬季にゃ~水を使うこと嫌うてヤル人が少なかっただけじゃが。

最近、昔に比べてダンゴ釣りの人口が少のうなってきたけど、要因としちゃ~冬季に冷水で手を洗わにゃならんことの他に、競技志向の人にとっちゃ~フカセ釣りが全国大会まであるのに比べてダンゴ釣りは地域色が濃い~いうことや、釣り具が汚れやすいいうこと、タナ取りが難しいいうことがあると思うんじゃけど、ワシとしちゃ~、それを承知でダンゴ釣りもやってもらいたいね。

岡山県内の人は意識しとらんかも知れんけど、ワシが見聞きしたとこじゃ~岡山県のダンゴ釣りゃ~日本中でも群を抜いとんじゃないか思うとんね。元は紀州釣り言われとったように和歌山あたりが発祥かも知れんけど、今は技術的に見ても岡山県の方が進んどるように見えるね。例えばな、釣り方1つとってみても、アッチは野球ボールのような大きさのダンゴを手で放るのに比べて、こっちゃ~ピンポン玉ぐらいの大きさのモノ~竿の弾力利用して飛ばすわな。他の釣りを当てはめて考えても分かる思うけど、撒き餌いうな~一度に大量撒くより少量を回数撒いた方が魚は寄せやすいが。それだけを考えても、岡山県の方が理にかの~た釣り方になっとる。そいと、ウキの流し方でも、上手な人はウキよりダンゴを先行させる形で流しとるし、流れのある中でも釣りよんね。この辺りのこた~フカセ釣りにも通じることじゃが。下津井沖にゃ~イカダ釣りが無いけん全部を比較するこた~出来んけど、こういうことから、ダンゴの浮釣りに関しちゃ~岡山県の方が上じゃと思うとんね。その、先人が試行錯誤を繰返して築き上げてきた岡山県独特のスタイルを、時の流れとはいえフカセ釣りの蔭に埋もれらしてしまうな~余りにも惜しいが。

フカセ釣りといい、ダンゴ釣りといい胴付き釣りと言うても、別に釣り方が違うからいうてチヌの居り場所が変わる訳じゃないわな。反対に、ポイントによって一番効果的な釣り方をすりゃ~エエ訳じゃから、ダンゴ釣りをすることによって皆さんの釣りの幅を広げてもらいたい思うとんね。ほいで、さらにいろんな釣り方を融合させることによって、岡山の釣りを進化、発展させていくんも面白いんじゃないかと思うとんね。実際、ダンゴ釣りであっても上からサナギを撒いてチヌを浮かせて釣ったり、フカセ釣りであっても練りエサを使うたりサナギを混ぜたりと、すでにその兆しは見えとるけん、皆さんもドンドン古くて新しい釣り方に挑戦してみてな。
最後に、このページはワシの独断と偏見で書いとるけんな。県外の人に無知と言われようが手前味噌と言われようが「知らぬがホットケ~」じゃね。苦情は一切受け付けんけぇ。それじゃ~納得できんいう人にゃ~何時でも勝負を受けるで。と、言うても、ワシはカバチば~で下手じゃけん受けんけぇな。ウチの代表が代わりに受けるけん。何人でもまとめて掛かってきない。勝負、勝負じゃ!!  ・・・で、ワシャ~勝負の度に儲かる。(^^ゞ

H14.5

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